作成日
:2021.01.29
法人口座とは、FXでは法人が開設した取引口座のことを指します。個人向け口座とはレバレッジなどの取引条件に違いがある場合がある他、適用される税制も異なります。
日本のFX会社の場合、個人向け口座とは最大レバレッジが異なるのが大きな特徴です。日本のFX会社では、個人向け口座のの最大レバレッジは25倍に制限されていますが、法人口座では30~100倍程度のより高いレバレッジが利用できます。法人口座のレバレッジは一般社団法人金融先物取引業協会にて毎週見直しが行われていて、その見直しによって決まった最大レバレッジが適用されます。一方、海外のFX会社の場合、個人向け口座と法人口座には取引条件の違いがない場合がほとんどです。
日本のFX会社の場合も海外のFX会社の場合も、個人向け口座とは適用される税制が異なります、法人口座の場合、FXの収益は事業所得として扱われるため、他の事業(その法人にとっての本業など)との損益通算が可能であるという特徴があります。仮にFXで損失を出したとしても、本業による利益からその損失分を差し引くことができるため、いわゆる「税金対策」になる場合もあります。
ただし、FXの法人口座が税金対策になるのは損失が出た場合であり、逆に利益が出ているときは課税対象額がその分増えます。個人口座では、FXの利益のうち課税対象となるのは確定利益のみで含み益は算入されませんが、法人口座の場合はまだ利益を確定していない含み益についても課税対象となるので注意が必要です。
作成日
:2021.01.29
最終更新
:2024.11.15
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー