作成日
:2021.05.14
アセットアロケーションとは、運用する資金を国内外の株式や債券などに割り当てる枠組み(ルール)のことをいい、日本語訳では「資産配分」と訳されます。運用資金を複数の資産に配分することで、リスクを回避しつつ安定的にリターンを獲得することを目指します。
アセットアロケーションにおける資産とは、個々の銘柄や投資商品を、同じような特性を持つグループに分類したものです。「現預金」「国内株式」「国内債券」「外国株式」「外国債券」「不動産」「商品・金」というような分類が一般的ですが、株式をセクター(業種)や値動きが大きい・小さいといった特性で分類して行う場合もあります。日本では古くから運用資金を株式・不動産・現金に三等分する「財産三分法」が知られていますが、これもアセットアロケーションの一種といえます。
アセットアロケーションはリターンを勘案しつつリスクを抑えるための手法であり、投資家の資産状況やリスク許容度、投資目的、年齢、ライフプランなどによって適切な配分は異なります。
若い投資家は運用期間が長くとれるので、リスクの高い資産の割合を大きくすることで長期的に大きなリターンを期待できます。一方、退職を控えた壮年期の投資家の場合、高いリターンを狙ってむやみにリスク資産の割合を増やすと、経済ショックで大きな損失が発生したときに取り返せなくなる可能性があります。幅広い分散投資を心がけ、リスクをなるべく抑えながら安定的にリターンが得られる資産配分が重要となります。
作成日
:2021.05.14
最終更新
:2024.11.19
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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