BigBoss(ビッグボス)はニュージーランドを拠点とする2013年創業のブローカーです。セントビンセント・グレナディーン金融庁(SVGFSA)による監督のもとで運営されています。
特徴はユニークなポイント制度です。取引によってポイントを貯め、貯めたポイントでボーナスを獲得したり、最大5,000ドルのボーナスが当たる「BBPガチャ」を回したりできます。また独自トークンBBCを保有すると、ポイントが貯まりやすくなるという仕組みもあります。
そのほか、期間限定で入金ボーナスキャンペーンが開催されることもあります。
取引コストの高さはデメリットですが、サポート面の充実など、改善されてきた点もあります。取引環境に関しては、引き続き改善に期待したいところです。
BigBossの基本情報
(*1)仮想通貨(暗号資産)の現物取引ができる「CRYPTOS」も日本語に対応しています。
(*1)複数口座間での両建て取引は禁止となります。
(*2)サーバーに支障を与えるとBigBossが判断した場合、一時取引停止となる可能性があります。
(*3)CRYPTOS口座は休眠ユーザー制度・口座解約制度の対象外です。
(*4)保有する他の口座の残高と相殺し、その上でマイナス分が残った場合、ゼロカットが実施されます。
(*1)毎週水曜日の日本時間午後2時〜午後3時は、メンテナンスが実施されるためログインできません。
(*2)仮想通貨CFDの取引について、新規注文の時間から5分以内に決済が行われた場合、片道0.2%の短期決済手数料が発生します。
(*3)1ロットあたり片道4.5ドル相当の手数料金額となります。
(*4)休眠口座となった場合、口座維持手数料が発生します。口座残高がゼロなら手数料は徴収されませんが、1か月後に口座解約となります。
BigBossのメリット
BigBoss(ビッグボス)には、5つのメリットがあります。
Point 01
ボーナスが豪華
BigBossはポイントプログラムや入金ボーナスなどを提供しています。
常時開催のポイントプログラムにより、ユーザーはBigBossポイント(BBP)を合計1ロット(10万通貨)分の取引をすると、BigBossポイント(BBP)を受け取れます。BBPの使い道は以下の通りです。
BBPの使い道 | 説明 |
---|---|
ボーナスへの変換 | 証拠金として使えるボーナスに変換できます。交換比率は、6BBP = 1ドルです。 |
現金への変換 | ステータスがExpert以上なら、77BBP = 約1ドルの比率で現金化できます。(*1) |
BBPガチャの利用 | 10ドル〜5,000ドルのボーナスが当たるガチャを回せます。1回あたり100 BBPを消費します。 |
(*1)BigBossには、取引日数に応じてステータスが上昇する制度があります。ステータスは5つの段階に分けられており、Expertは3番目に高いステータスです。
BBPの使い道はユーザーが選ぶことができ、自由度が高くなっています。また、BBPから変換したボーナスは任意の口座へ反映させることができ、ボーナスのみで取引する口座を用意することも可能です。
そのほか、期間限定で入金ボーナスキャンペーンが開催されることもあります。これらのボーナス制度のおかげで、資金効率を高めやすくなっています。
FX通貨ペアのみを取り扱うプロスプレッド口座では、BBPの付与率がスタンダード口座に比べて低くなっています。ボーナス重視なら、スタンダード口座を選ぶほうが良いでしょう。
Point 02
サービス設計に仮想通貨を活用
BigBossは独自仮想通貨(暗号資産)BBCを発行し、サービス設計に活用しています。具体的には、BBCを保有するユーザーは以下のような特典を受けられます。
特典 | 内容 |
---|---|
ロイヤルティステータスの向上 | BBPが貯まりやすくなり、残高による最大レバレッジの制限が緩和されます。 |
入金ボーナスの獲得 | MT4/MT5口座にBBCで入金すると、ボーナスを10%分獲得できます。 |
利回りの獲得 | CRYPTOSでステーキング(預け入れ)を行うと、利回りを受け取れます。 |
ロイヤルティステータスについて、2段階目まで引き上げるには1BBC、3段階目まで引き上げるには50BBC、最大まで(5段階目)引き上げるには500BBCが必要になります。2023年8月6日時点では、1BBC = 約285円ですので、利用しやすい制度でしょう。
BBCの保有で得られる特典は今後も増えていくとされています。BigBossを長く使うユーザーであれば保有してみるのも良いかもしれません。
なおBBCの購入は、BigBossが運営する仮想通貨取引所「CRYPTOS」で行えます。
Point 03
手軽に口座開設できる
BigBossでは、メールアドレスや氏名といった情報のみで口座が開設できる「クイック口座開設」が可能です。手間のかかる本人確認手続きや書類の提出を後回しにして、最短3分でリアル口座を保有でき、入金や取引を始められます。
多くの海外FXブローカーでは、取引を始める前に本人確認手続きが求められます。しかし、初めて海外FXの口座開設をする際は特に、提出書類の用意に時間がかかったり、本人確認手続きに手こずったりすることもあるでしょう。そのような手間をカットして、本番環境でトレードできる点はメリットです。
ただし出金するには、本人確認書類の提出と承認が必要です。クイック口座開設をした場合も、開設後は本人確認手続きを進めておくようにしましょう。
Point 04
日本語での質問が夜間も可能
BigBossでは公式サイトや取引ツールに加えて、カスタマーサポートも日本語に対応しています。平日の午前10時から翌日の午前1時までであれば、ライブチャットから日本語で質問ができ、日本語で回答してもらえます。
日本語対応の海外FX業者は複数ありますが、夜間にもリアルタイムで質問ができる点はBigBossならではの魅力です。ロンドン時間やニューヨーク時間の頭もカバーしているため、様々な取引スタイルのユーザーがサポートを受けやすくなっています。
クイック口座開設により簡単に取引を始められることもあり、FX初心者にとって利用しやすい海外FX業者だといえます。
Point 05
TradingViewベースのアプリ
BigBossが提供している公式アプリの「BigBoss QuickOrder」は、高機能なチャート分析ツールとして有名な、TradingView(トレーディングビュー)をベースとしたチャートが採用されています。一部制限はありますが、TradingViewの基本的なインディケータやチャート分析ツールが利用可能です。
Exness(エクスネス)のような大手海外FX業者は以前からアプリ版を提供していますが、BigBossのような中堅海外FX業者が公式アプリを提供するのは珍しいことです。この「BigBoss QuickOrder」は、iOS版とAndoroid版がリリースされています。
BigBossのデメリット
BigBoss(ビッグボス)には、以下のようなデメリットもあります。
Point 01
取引コストが全体的に高い
BigBossの大きなデメリットとして挙げられるのは取引コストの高さです。一般的な取引環境となるスタンダード口座では、ドル円のスプレッドが1.9pips前後と広く、スプレッドが広いブローカーとしてよく挙げられるXMTradingにも近い水準となっています。
また、より狭いスプレッドでの取引ができるプロスプレッド口座でも、取引手数料が1ロットあたり片道4.5ドル相当と高めであり、結果的な取引コストはスタンダード口座とあまり変わらないのが実情です。取引コストを徹底的に抑えたい方やスキャルピングを行う方は、BigBoss以外のブローカーを検討してみるのも良いでしょう。
Point 02
ストップレベルが存在する
BigBossはストップレベルを導入しており、口座タイプに関わらずFX銘柄やゴールドなどは10ポイント(BTC/USDTなど一部の仮想通貨は100ポイント)に設定されています。
ストップレベルは、指値・逆指値注文を行う価格に対して一定の制限を設けるものです。ストップレベルが設定されているブローカーでは、現在価格から少なくともストップレベルの分だけ離れたレートでなければ、指値・逆指値注文を行えません。
ストップレベルを導入しているブローカーとしては制限が緩いものの、取引で一定の制約が発生することに変わりはありません。現在レートから10ポイント未満の近い位置に、指値や逆指値を設定することがあるスキャルピング系EAなどは、正常に稼働しない可能性があるため要注意です。
スイングトレードを主とするユーザーにとっては大きな影響はありませんが、スキャルピングやトレーリングストップを利用するユーザーにとっては大きなデメリットといえます。
Point 03
ゼロカット適用がユーザー単位
BigBossではゼロカットルールの適用が口座単位ではなく、ユーザー単位となっています。口座残高がマイナスになった場合、まずは保有する他の口座のプラス残高と相殺され、その上で残ったマイナス分が補填される仕組みです。
当初は口座単位でのゼロカットが行われていましたが、2023年7月にルール変更となりました。ゼロカットを悪用するようなハイリスクトレードが増えたことが原因とされています。
なお、保有残高に応じたレバレッジ制限も口座単位ではなくユーザー単位で実施されます。複数の口座を保有しないトレーダーには影響しませんが、ユーザー単位で適用されるルールがあることは把握しておきましょう。
BigBossはどんな人に合う?
BigBoss(ビッグボス)は、以下のような人と相性が良いでしょう。
また、BigBossの中でどの口座を開設するか迷った場合、以下の基準で決めると良いでしょう。
様々な銘柄を取引したい人におすすめ!
スタンダード口座
最も基本的な口座です。一般的な海外FXブローカーを利用するのと同じ感覚で使用でき、これからFXを始める人に向いているといえます。ポイント(BBP)が貯まりやすいため、ボーナス重視の人にも向いています。
FX銘柄のみを取引する人におすすめ!
プロスプレッド口座
1ロットあたり片道4.5ドル相当の取引手数料がかかる一方で、より狭いスプレッドで取引可能な口座です。貴金属や株価指数のCFDは取引できませんが、FX銘柄のみを取引したい人に向いているといえます。
BBCの購入などに利用できる!
CRYPTOS口座
新規口座開設後に自動で開設される、仮想通貨(暗号資産)の現物取引が可能な口座です。流動性の低さなどから使いづらいものの、BBCを購入できます。BBCの保有特典を受け取りたいなら使う機会があるでしょう。
様々な銘柄を取引したい人におすすめ!
スタンダード口座
最も基本的な口座です。一般的な海外FXブローカーを利用するのと同じ感覚で使用でき、これからFXを始める人に向いているといえます。ポイント(BBP)が貯まりやすいため、ボーナス重視の人にも向いています。
FX銘柄のみを取引する人におすすめ!
プロスプレッド口座
1ロットあたり片道4.5ドル相当の取引手数料がかかる一方で、より狭いスプレッドで取引可能な口座です。貴金属や株価指数のCFDは取引できませんが、FX銘柄のみを取引したい人に向いているといえます。
BBCの購入などに利用できる!
CRYPTOS口座
新規口座開設後に自動で開設される、仮想通貨(暗号資産)の現物取引が可能な口座です。流動性の低さなどから使いづらいものの、BBCを購入できます。BBCの保有特典を受け取りたいなら使う機会があるでしょう。
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