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貿易収支

読み方 ぼうえきしゅうし

貿易収支とは、物・財の輸出入の収支のことをいいます。輸出額が輸入額を上回っていれば貿易黒字、輸入額が輸出額を上回れば貿易赤字となります。貿易収支は国内外の景気動向に左右されるのはもちろん、外国為替相場の値動きによっても変動します。

point 貿易収支は重要経済指標の一つ

貿易収支は、通貨取引の需給に直接関連する統計であり、かつ速報性が高いため、投資家からの注目度が高い経済指標です。一般的に、貿易黒字が増えると、輸出入の差し引きで外貨の受け取りが増えます。外貨を受け取った国内企業は、国内取引の資金とするために、外貨を円に変える円転を行う必要があり、これが円高圧力となります。反対に貿易赤字は円安圧力となります。

日本では、財務省が毎月「貿易統計」と「国際収支統計」を発表しており、いずれも貿易収支を公表しています。両統計は算出に利用するデータや計上するタイミングなどが異なるため、結果にずれが生じる場合があります。

他方、米国でも商務省から毎月貿易収支のデータが公表されています。米国は恒常的に貿易赤字となっており、トランプ元大統領は貿易体制の見直しを求め、特に対中貿易赤字に対して関税を引き上げるなど強硬姿勢を取り、それが貿易摩擦となっていました。


Date

作成日

2021.04.20

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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