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リスクリワードレシオ

読み方 りすくりわーどれしお
同義語 損益率、ペイオフレシオ、プロフィットレシオ、RR

リスクリワードレシオとは、「損失と利益の比率」という意味で、利益が出たトレード(勝ちトレード)の平均利益額と、損失が出たトレード(負けトレード)の平均損失額の比率のことをいいます。リスクリワードレシオの数値が大きければ大きいほど、勝ちトレードの平均利益が大きい、つまり損小利大のトレードとなっていることを示します。取引戦略の有効性を検証する際によく用いられる指標です。

リスクリワードレシオは、次のような計算式で算出されます。

リスクリワードレシオ =
勝ちトレードの平均利益 ÷ 負けトレードの平均損失

勝ちトレードの平均利益額と負けトレードの平均損失額が等しければリスクリワードレシオは1となります。リスクリワードは平均利益と平均損失を比較するものであるため、この数値だけでは、トータルで利益が出ている状態かどうかは把握できません。どの程度利益が出ているかは、リスクリワードと勝率の両方によって計算されます。

例えば、リスクリワードレシオが低い場合、勝ちトレードでの利益は小さく、負けトレードでは大きな損失が出ている状態です。いわゆる「損大利小」の状態ですが、この場合でも勝率が高ければ合計の収支はプラスになります。反対に、リスクリワードレシオが高い場合、勝ちトレードでの利益が大きく、負けトレードでの損失は少ない損小利大の状態です。この場合は、勝率が低くても全体としては利益を上げることができます。

point リスクリワードレシオを上げる方法

取引戦略の見直しによって、リスクリワードレシオを上げることは可能です。損小利大を実現する方法としては、損失を限定する「損切り」や、利益を伸ばすための「利益確定」タイミングの見直しなどが考えられます。損切りが多い戦略となっている場合は、より確度の高い売買シグナルを見つけ出し、トレード回数を絞ることも有益です。


Date

作成日

2021.01.20

Update

最終更新

2022.12.02

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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