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リカバリーファクター

読み方 りかばりーふぁくたー
同義語 リスクリターン率、RF

リカバリーファクターとは、損失のリスクに対して期待できる利益を示した数値です。「リスクリターン率」とも呼ばれ、純利益を最大ドローダウンで割って算出します。この数値が大きいほど、リスクが抑えられる一方でリターンが大きい傾向があります。主に、自動売買用のエキスパートアドバイザ(EA)を選ぶ際の指標として用いられます。

リカバリーファクター

例えば、純利益が10万円で最大ドローダウンが1万円だった場合、リカバリーファクターは10となります。

リカバリーファクター

リカバリーファクター =
純利益 ÷ 最大ドローダウン

このリカバリーファクターは、一般的な目安として10.0以上であれば優れていると判断でき、最低限5.0以上であることが重視されます。

point 最大ドローダウンにも注目

EAによる自動売買には、ドローダウンが付き物です。どんなに優秀なEAであっても勝ち続けることはなく、ドローダウンが発生します。たとえリカバリーファクターが大きいからといって最大ドローダウンが小さいとは限らず、分子である純利益が大きいだけかもしれないので確認が必要です。自動売買では運用中にロスカットになってしまわないことが重要なので、入念な資金計画を心がけましょう。


Date

作成日

2021.06.23

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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