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ピラミッディング

読み方 ぴらみっでぃんぐ
同義語 追加玉、増し玉

ピラミッディングとは、最初にポジションを建てた段階から、レートが思惑通りの方向に動いた際に、さらにポジションを積み増していく取引手法のことです。日本語で「追加玉」「増し玉」と呼ばれることもあります。

ピラミッディング

例えば、ドル円が110円のときに1万通貨の売りポジションを建てた後、価格が有利な方向に動いて109円になったときに新たに1万通貨の売りポジションを建てる場合がピラミッティングです。

ピラミッディング

レートが不利な方向に動いた際にポジションを積み増すナンピンと比べると、ピラミッティングでは、先に建てたポジションは既に利益が出ている状態で新規にポジションを持つことになるため、リスクは少ないといわれます。

ピラミッディングには、1回当たりの取引量を初回ポジションから変えずに積み増していくイコールポジションピラミッディングや、積み増しする度に取引量を減らしていくスケールダウンピラミッディング、積み増しする度に取引量を増やしていくインバーテッドピラミッディングなどがあります。

point 「試し玉」と「本玉」とは?

買いポジションを建てる場合、予定している取引量で一気に買うよりも、試しに買って相場の反応を確認し(試し玉)、それから本気で買いを入れる(本玉)という方法も有効とされています。ピラミッティングもこのように、相場の反応を見ながらポジションを追加するかどうか決められる点にメリットがあります。


Date

作成日

2021.01.29

Update

最終更新

2024.11.19

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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