作成日
:2021.06.18
委託保証金とは、株式の信用取引や発行日決済取引を行う際に、証券会社に差し入れる担保のことです。通常の信用取引では、新規に買建て・売建てを行うたびに、約定代金の総額に対して30%以上で証券会社の定める比率以上の委託保証金が必要となります。比率だけでなく金額の基準もあり、最低30万円以上の委託保証金が必要です。
委託保証金は現金だけでなく、株式や債券、投資信託など、利用する証券会社の定めた有価証券を担保とする(代用有価証券)ことも可能です。ただし代用有価証券は値動きがあるため、余裕をみて時価に一定率(代用掛け目)をかけた価格で、担保評価額が計算されます。
信用取引で購入した株式や上場投資信託(ETF)に評価損が発生したり、担保として差し入れている代用有価証券の時価が下がって保証金としての評価が目減りしたりといった場合に、建玉に対する担保価値が減少することになります。このような場合でも、委託保証金は評価損が発生した際にはそれを差し引いた額で、証券会社ごとに任意で決めている「最低保証金維持率」と約定代金をかけた金額を上回っている必要があります。下回ってしまった場合には追加保証金(いわゆる「追証」)を差し入れなければならず、追加保証金を用意できないときは建玉が強制決済されることとなります。最低保証金維持率は証券会社が定めていますが、20%が一般的です。
作成日
:2021.06.18
最終更新
:2024.11.19
マニュアル制作会社フィンテックスにて、マニュアルに関する様々な顧客課題解決に従事。
金融系からエンターテインメント系まで様々な経験から幅広い業務知識を得て、「分かりやすいマニュアル」のあるべき姿を提示。
複数の大企業で、外部マニュアル制作プロジェクトマネージャーを兼務している。
高木 明 | Akira Takagi
システムエンジニア・MetaTraderアドミニストレータ
2014年、ブラジルUninove大学 コンピュータ科学科を卒業し、その後、様々なシステム開発に携わる。
2019年にFXサービス立ち上げに開発者として参加。その後、MetaTraderのプラグインおよびAPIの開発にも従事。MetaQuotes社認定の、MetaTrader5 Administratorの資格を保持しており、開発だけでなく、コンサルティングやアドバイザーとしても活躍している。
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