作成日
:2021.06.02
売り煽りとは、主に株式投資において第三者に対して売りを煽るような情報を流したり、インターネット上で発信することを指します。売り煽りをする者やそれと近しい間柄の者は、悪材料を流すことで第三者の売りを誘って株価を下げ、そして安値で買い付けることを目指します。優良銘柄に対して行うのが一般的です。反対に、買いを煽る情報を発信することを「買い煽り」といいます。
近年では、SNSや動画配信サービスで情報収集する個人投資家も少なくありません。主に初心者層はインターネット上の情報の影響を受けやすい傾向があり、そうした人たちをターゲットに発信力のある者が売り煽りの発信をする例も珍しくありません。
SNSでの情報収集が一般化した現在、銘柄推奨や売買タイミングの示唆に期待を寄せるユーザーも少なくありません。その傾向を利用しようとする人は、「煽り屋」と呼ばれます。煽り屋の銘柄推奨や売買示唆があると、口コミが口コミを呼んで株価が大きく変動することがあります。インターネット上には、悪意を持って情報発信する人もいることいることを知り、情報を選ぶ能力をつける必要があります。
買い煽りや売り煽りは、金融商品取引法により禁止される相場操縦に該当する可能性があります。相場操縦とは、「市場において相場を意識的、人為的に変動させ、その相場をあたかも自然の需給によって形成されたものであるかのように装い、他人を誤認させ、その相場の変動を利用して自己の利益を図ろうとする行為」を指します。違反者にはペナルティが科せられることがあり、証券取引等監視委員会による刑事告発や課徴金納付命令の勧告が行われます。
作成日
:2021.06.02
最終更新
:2024.11.20
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー