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ライトニングネットワーク

読み方 らいとにんぐねっとわーく

ライトニングネットワークとは、ブロックチェーンを利用しない送金の仕組みのことです。この技術を使うと仮想通貨(暗号資産)の送信時間が短縮され、送金手数料も安価に済ませることができるため、特にビットコイン(BTC)の送金速度を改善する手法として注目されています。

ライトニングネットワークで送金するには、取引しようとする者(AとB)の間だけで有効な「ペイメントチャネル」と呼ばれる取引の場を作ります。

ペイメントチャネル

このペイメントチャネルで行うAとBの取引は、ブロックチェーンに記録されないため新しいブロックができるのを待つ必要がなく、両者の同意ですぐに送金が完了します。そして最終的に、このペイメントチャネルを閉じる際に、トランザクション(取引)の記録をブロックチェーンに記載します。記載が行われるのは、ペイメントチャネルが閉じるときとなるため、ペイメントチャネルを維持する限り、ブロックチェーンには記載されません。

ペイメントチャネル

ライトニングネットワークでは、これをネットワーク化することで、効率性を高めています。AとB、BとCがペイメントチャネルを構築した場合で考えると、AからCに1BTC送金する場合、BはAから1BTCを受け取り、CはBから1BTCを受け取ります。AとCの間にペイメントチャネルがない場合でも、Bを経由して送金を行うことができます。このペイメントチャネルを多数のユーザー間で網の目のように構築することによって、ブロックチェーンを経由せずとも安価で迅速な送金が可能となるのです。

ペイメントチャネルのネットワーク化
knowledge マイクロペイメントが可能に

ビットコインでは、送金手数料を下回る少額の送金は行うことができません。しかし、ライトニングネットワークにより送金手数料が安価になることで、1円などの少額の送金(マイクロペイメント)が可能になると見込まれており、新商品やサービスが誕生する可能性があります。


Date

作成日

2021.07.15

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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