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ハッシュ値

読み方 はっしゅち

ハッシュ値とは、ハッシュ関数によって得られる文字列のことです。ハッシュ関数は、入力データを定められた手順で計算し、入力データの長さに関わらず決まった長さの文字列を出力する関数のことで、仮想通貨(暗号資産)においては、出力された文字列から入力データを推測することが難しい「一方向ハッシュ関数」が使用されます。

ハッシュ値の仕組み

ハッシュ値には、「入力データが同じであれば、必ず同じハッシュ値になる」、「入力データが少しでも異なれば別のハッシュ値になる」という性質があります。

ハッシュ値の仕組み

ハッシュ値は、仮想通貨においてさまざまな用途に使用されていますが、代表的なものはビットコイン(BTC)のブロックチェーンの改ざん防止です。ビットコインでは、ハッシュ値の「入力データが少しでも異なれば別のハッシュ値になる」という性質を利用し、ブロックチェーンの改ざんを防止しています。前のブロックのハッシュ値が次に続くブロックに含まれるため、前のブロックの取引内容を改ざんすると、ハッシュ値が一致しなくなり、改ざんが発覚します。

ハッシュ値とブロックチェーン
point ビットコインアドレスにも使われる

ビットコインアドレスは公開鍵から生成されるものですが、この生成もハッシュ関数によって行われています。出力された文字列から入力データを推測することが難しいという性質を持つため、ビットコインアドレスから公開鍵が特定されることはありません。


Date

作成日

2021.08.25

Update

最終更新

2024.11.21

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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