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二番底

読み方 にばんぞこ
同義語 二番天井

二番底とは、下降相場の「底」を表す言葉で、文字通り二番目につける底を指します。一般的に下降相場では、一気に底をつけるのではなく、戻りを見せながらも底を更新していく傾向があります。大きな値幅を下げた後には、それを割安のタイミングだと判断して買い始める投資家が多いものですが、それに対して二番底への警鐘が鳴らされることが多くあります。

実際に、過去の暴落を振り返ると、二番底、三番底をつけるケースが多くあります。代表的なのが、2008年9月にリーマン・ブラザーズの経営破綻をきっかけとして起こったリーマン・ショックの相場です。日経平均株価を振り返ると、約1か月後の同年10月前半に一番底をつけ、そこから回復を見せたものの、同月後半に二番底をつけるまで再度下降しました。その二番底をもって底打ちとなり、相場は回復したかに見えましたが、2009年3月にかけて相場は崩れ、三番底をつけるに至りました。

リーマン・ショック時の二番底・三番底

二番底、三番底は、前の安値を更新することがなくても、同じくらいの水準まで下がればそのように呼ばれます。

point 二番底がダブルボトムになる可能性も

二番底をつける際には、ダブルボトムと呼ばれる、上昇を示唆するチャートパターンを形成する場合があります。そのときは、反転して上昇するシナリオを持ちながら、同時に三番底を警戒する慎重さが必要です。


Date

作成日

2021.01.29

Update

最終更新

2023.09.09

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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