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ヒストリカル通貨強弱グラフ

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ヒストリカル通貨強弱グラフは、主要8通貨の通貨強弱を表示するインディケータです。現在の通貨強弱がリアルタイムに数値で表示されるほか、指定した期間における通貨強弱の推移が折れ線グラフで表示されます。

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機能

通貨強弱から銘柄のトレンドを一目で確認

通貨強弱が一目で確認可能なヒストリカル通貨強弱グラフなら、取引したい銘柄に関係する通貨同士の関係性をすぐに把握できます。例えば、ニュージーランドドル(NZD)と豪ドル(AUD)の通貨強弱を確認し、AUDのほうがNZDより高い数値=AUDがNZDより強い状態なら、AUDNZDの上昇トレンドと捉えて取引に活かすことが可能です。

銘柄のトレンドを確認 銘柄のトレンドを確認

なお、ヒストリカル通貨強弱グラフで強弱を確認できる通貨は以下の8つです。

  • USD(米ドル)
  • EUR(ユーロ)
  • GBP(英ポンド)
  • JPY(日本円)
  • CAD(カナダドル)
  • CHF(スイスフラン)
  • AUD(オーストラリアドル)
  • NZD(ニュージーランドドル)

ヒストリカル通貨強弱グラフの初期設定では、上記8通貨すべての値動きを相互に比較して強弱を算出するため、最も高い数値が出ている通貨は、上記8通貨で最も強い通貨と見ることができます。

指定した通貨に絞って強弱を算出・表示できる

ヒストリカル通貨強弱グラフでは、インプット設定から「指定通貨のみで計算」を「ON」にし、「指定通貨」に通貨名を入力すると、入力した通貨同士だけを比較して強弱を算出します。例えば「USD,JPY,EUR」と入力した場合は、USD・JPY・EURの3通貨だけで相互に比較し、その3通貨だけ強弱を算出して表示します。

指定した通貨のみで強弱を算出 指定した通貨のみで強弱を算出

通貨強弱の算出は8通貨すべてで行いつつ、強弱を表示するのは特定の通貨だけ、といった使い方も可能です。その場合は「指定通貨のみで計算」を「OFF」のまま、表示したくない通貨のカラー設定で「None」を選択します。

特定通貨を表示しない設定

期間を指定した通貨強弱の算出・表示も

ヒストリカル通貨強弱グラフでは、インプット設定の「算出対象時間」と「表示範囲」へ入した値に応じて、通貨強弱を算出・表示する範囲を自在に変更することが可能です。「算出対象時間」では通貨強弱を算出する期間、「表示範囲」では算出した通貨強弱を表示する期間を指定します。

例えば、「算出対象時間」パラメータに「12」を入力した場合は、過去12時間分の値動きから通貨強弱が算出されます。このとき、15分足チャートなら「表示範囲」に「48」以上、4時間足チャートなら「表示範囲」に「3」以上の値を入力していると、算出された通貨強弱は全て折れ線グラフとして表示されます。

通貨強弱グラフを全て表示する設定 通貨強弱グラフを全て表示する設定

一方で「算出対象時間」パラメータに「12」を入力していながら、15分足チャートで「表示範囲」に「47」以下、4時間足チャートで「表示範囲」に「2」以下の値を入力していた場合、通貨強弱は同じく12時間分が算出されますが、折れ線グラフには一部だけが表示される形となります。

「表示範囲」を「0」にすることで、リアルタイムで算出される現在の通貨強弱だけを、数値で表示させることも可能です。

通貨強弱グラフの一部を表示する設定 通貨強弱グラフの一部を表示する設定
インストール方法
設定方法

インストール方法

ヒストリカル通貨強弱グラフを利用するには、MT4/MT5に「【Myforex】ヒストリカル通貨強弱グラフ」のファイルをインストールしてください。

手順1

MT4/MT5上部にあるメニューバーから「ファイル」をクリックし、「データフォルダを開く」を選択します。

データフォルダを開く

手順2

データフォルダを開いたら、「MQL5(MT4の場合はMQL4)」フォルダをダブルクリックで開きます。

MQL5ファイルを開く

手順3

MQL5(MT4の場合はMQL4)フォルダの中にある、「Indicators」フォルダをダブルクリックで開きます。

「Indicators」フォルダを開く

手順4

「Indicators」フォルダ内に、「【Myforex】ヒストリカル通貨強弱グラフ」を保存します。

インディケータを保存

手順5

MT4/MT5の画面に戻り、「ナビゲータ」の「指標」(MT4の場合はインディケータ)にカーソルを合わせて右クリックし、表示されるメニューから「更新」を選択してください。

インディケータを更新

手順6

ナビゲータ欄から、「指標」(MT4の場合は「インディケータ」)の左側にある「+」マークをクリックし、「【Myforex】ヒストリカル通貨強弱グラフ」を探して、ダブルクリックまたはドラッグ&ドロップでチャートに適用します。

通貨強弱インディケータの適用 通貨強弱インディケータの適用

手順7

ヒストリカル通貨強弱グラフの設定画面が表示されます。「設定方法」ページを参考に「インプット」(MT4の場合はパラメータの入力)タブで詳細設定を行い、「OK」ボタンをクリックします。

各パラメータの設定項目

手順8

ヒストリカル通貨強弱グラフがチャートに適用され、サブウインドウに通貨強弱が表示されます。

ヒストリカル通貨強弱グラフ全体表示 ヒストリカル通貨強弱グラフ全体表示
caution エラーが発生した場合

ヒストリカル通貨強弱グラフは、インプット設定に不正な入力を行うなどしてエラーが発生した場合、アラート音を鳴らしてチャート上にエラーメッセージを表示します。エラーになった原因が表示されますので、アラート音が鳴った場合は必ず確認してください。

表示されたメッセージはオブジェクトになっているため、一般的な他のオブジェクトと同様の方法で削除することが可能です。

エラーメッセージが表示される エラーメッセージが表示される
概要
設定方法

設定方法

インジケータをチャートに適用した後、ご利用スタイルに合わせてパラメータ設定を行います。

手順1

最初は「共有」タブが表示されますので、「インプット」タブ(MT4の場合は「パラメーターの入力」)に切り替えます。

インプットタブに切り替え

手順2

下記の通りパラメータ設定を行います。

基本設定

番号

項目

詳細

1

指定通貨のみで計算

「ON」にすると、通貨強弱の折れ線グラフは「指定通貨」欄にて指定した通貨でのみ表示されます。

2

指定通貨

「指定通貨のみで計算」を「ON」にしている場合、ここで指定した通貨だけで強弱の数値が算出・表示されます。通貨はカンマ区切りで複数指定することが可能です。対応していない通貨を入力した場合や、通貨を1つしか指定しなかった場合はエラーになります。

3

チャート表示範囲を
対象に固定

「ON」にすると、チャートの表示範囲に合わせて通貨強弱の表示範囲が自動的に変更されます。

4

算出対象時間

通貨強弱の算出範囲を時間単位で指定します。例えば「10」を入力すると、過去10時間の通貨強弱が計算されます。チャートの足1本分に満たない時間となる数値や、極端に大きな値はエラーになります。

5

表示範囲

通貨強弱データを、現在足から何本まで遡ってグラフで表示するか指定します。例えば15分足で「12」を入力すると、3時間前までの通貨強弱が表示されます。MT4/MT5「チャートの最大バー数」設定より大きな値はエラーになります。

6

通貨強弱数値の
表示位置

現在の通貨強弱が表示される位置を、「グラフ右側」「上部」「下部」から選択します。

caution 「算出対象時間」は必要な範囲に絞って運用

ヒストリカル通貨強弱グラフでは、「算出対象時間」に入力した時間分の通貨強弱を算出します。10,000前後の大きな値を入力すると、ヒストリカルデータのダウンロード処理にかなりの時間を要するため、読み込みが長くなります。

100,000などの値を入力すると、タイムアウトエラーになる可能性があります。その場合でも、ユーザー自身で足りないヒストリカルデータをダウンロードするか、ダウンロードの完了までヒストリカル通貨強弱グラフを適用しなおせば動作しますが、通貨強弱の算出に関わる全銘柄のデータが必要であることに注意してください。

また、MT4では利用できる処理のリソースがMT5より少ないため、より小さな「算出対象時間」でも読み込みが長くなったり、エラーが発生したりする場合があります。

カラー設定

番号

項目

詳細

1

USD カラー

USDの通貨強弱やグラフを、何色で描画するか指定します。

2

EUR カラー

EURの通貨強弱やグラフを、何色で描画するか指定します。

3

GBP カラー

GBPの通貨強弱やグラフを、何色で描画するか指定します。

4

JPY カラー

JPYの通貨強弱やグラフを、何色で描画するか指定します。

5

CAD カラー

CADの通貨強弱やグラフを、何色で描画するか指定します。

6

CHF カラー

CHFの通貨強弱やグラフを、何色で描画するか指定します。

7

AUD カラー

AUDの通貨強弱やグラフを、何色で描画するか指定します。

8

NZD カラー

NZDの通貨強弱やグラフを、何色で描画するか指定します。

概要
インストール方法

Date

作成日

2025.12.17

Update

最終更新

2025.12.23


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