作成日
:2021.07.16
インターネット証券とは、実店舗を構えずにインターネット上でサービスを提供する証券会社のことです。オンライン証券と呼ばれることもあります。これに対して、実店舗を構え店頭で取引できる証券会社は「店頭証券」です。インターネット証券は実店舗を構えないことから事業経費を圧縮でき、そのため取引手数料などのコスト面が、店頭証券に比べて安いというメリットがあります。
現在では、投資家が自身の判断に基づき、パソコンや携帯端末で売買できますが、インターネットの発達前は、店頭に出向いて売買注文をしたり、電話で担当の営業に注文を出していました。
米国では1995年にインターネット証券が始まり、日本では1998年に松井証券がインターネットによる株取引サービスを開始しました。その後株式売買委託手数料の自由化(1999年)に伴い、異業種から参入するケースが相次ぎ、インターネット証券が隆盛期に入りました。
近年では、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、GMOクリック証券、松井証券が売上高やシェアにおいて代表的存在です。インターネット証券業界の業界規模は右肩上がりに推移しており、特に2020年3月に新型コロナウイルスの感染拡大により株価が急落した際に、新規口座開設や売買が活発になりました。
実店舗を構える証券会社としては、野村證券、SMBC日興證券、大和証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券が代表的存在です。インターネット証券よりも手数料が割高になるものの、金融に対する豊富な知識とノウハウがあり、また株式、投資信託、債券、などのさまざまな金融商品を取り扱っているのもメリットです。
作成日
:2021.07.16
最終更新
:2024.11.19
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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