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ディーリング

読み方 でぃーりんぐ
同義語 自己売買
対義語 委託売買、ブローキング

ディーリングとは、証券会社やFX会社、銀行などが自社の資金を使って金融市場で取引を行うことで、自己売買とも呼ばれます。金融機関自身が投資家となり、相場から利益を得ようとすることを意味します。そのディーリングを行う担当者のことを「ディーラー」と呼びます。なお、自己売買の対義語は、顧客の注文を取り次いで売買を行う委託売買(ブローキング)です。

証券会社を例にとると、株式や社債といった有価証券の発行引き受けや委託売買だけでなく、自己資金で株式や債券、為替などの取引を行って収益を得ることが認められています。ただし、多額の資金で無制限に取引できると相場に及ぼす影響が大きくなりすぎてしまうことがあるため、金融機関には取引対象や限度枠等に関しての規制がかけられています。

他方、FX会社の場合は、自己勘定で取引する場合も、顧客勘定で取引する場合も、どちらもディーリングと呼ぶのが一般的です。自己資金によるプロップディーリング、顧客取引のカバーディーリング(顧客の注文を、取引先の銀行などに発注すること)がそれに該当します。

point DDとNDD

顧客とカバー先の金融機関の間に、ディーラーが介在する方式のことをDD(ディーリングデスク)、介在しない方式のことをNDD(ノーディーリングデスク)と呼びます。前者は顧客注文をカバー先に流すかどうかをディーラーが判断する方式、後者は顧客注文を直接カバー先に流す方式です。国内のFX会社ではDDが、海外のFX会社ではNDDが多く採用されています。


Date

作成日

2021.07.16

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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