作成日
:2021.07.16
底値とは、相場の一定期間における最も低い価格のことです。また、長いスパンで見た場合に、いくつかの底値の中で最も低い価格は「大底」と呼ばれます。反対に、一定期間における最も高い価格のことは「天井」「大天井」といいます。
この底値は投資家に意識される水準となり、サポートラインとして機能することもしばしばあります。また、この底を抜けると、安値を更新することとなり、新たな底値として認識されます。底値をつけた後に相場が反転上昇する様子は、「底打ち」と表現されます。
米ドル円相場では、2011年10月の約75円が史上最安値、つまり大底です。それから底打ちして反転上昇し、2015年6月には約125円を記録しました。その後、2016年6月に約98円をつけ、その後は概ね103円から115円の範囲を推移しています。大局ではこれらの底値や天井が意識されることになります。
一般的に、底値付近では「これ以上下がらないだろう」という割安感から買いが入りやすいので、相場の流れが反転しやすい傾向があります。しかし、その水準を下回ることがあれば、売りが売りを呼び、さらに買い方の損切りも巻き込んで勢いの増した下落が生じることもあります。これは大局の底値に限らず、小局のレンジ相場などでも同様です。底値付近は、売買の攻防が行われやすい場所となります。
作成日
:2021.07.16
最終更新
:2021.07.23
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー