XS.com(エックスエス)は、2023年から日本向けのサービスを開始した海外FXブローカーです。設立自体は2010年であり、グループ全体で3つの金融ライセンスを保有しています。
XS.comの特徴は、最大2,000倍という高いレバレッジが利用できることです。さらに、取引できる銘柄数が業界トップレベルで、特に株式については700種類近くと豊富なラインナップになっています。これらに加え、7種類もの口座タイプが提供されており、初心者から上級者までの幅広いニーズに対応してるといえます。
日本での運営歴は短いものの、サポートは日本語に対応しています。ライブチャットでの問い合わせも可能であり、日本人でも十分にサポートを受けられるでしょう。
XS.comの基本情報
(*1)XS Ltdは、日本向けのサービス提供を行っている会社です。XS Prime LtdとXS Markets Ltdは、XS Ltdと同様に、XSのブランドと商標を使用することを許可されたXSグループに属した会社です。
(*1)スタッフによる日本語サポート対応時間は、平日の午前 9:00〜翌日午前 1:00(日本時間)に限定されます。これ以外の時間帯は英語でのサポートとなります。
(*1)セント口座では、証拠金維持率が60%以下になった場合にマージンコールが発生します。
(*2)セント口座では、証拠金維持率が10%以下になった場合にロスカットが執行されます。
(*1) 午後 4:00〜午前 5:59 の最大注文数は50ロットになります。
(*2) MT4の場合、合計最大注文数は50,000ロットになります。
(*3) MT4にて取引できるCFD/株式はございません。
(*4) MT4にて取引できるCFD/先物はございません。
(*5) 1注文(片道)あたりの手数料金額となります。
(*6) XS.comの専属の担当者と相談の上決定します。
XS.comのメリット
XS.com(エックスエス)には、5つのメリットがあります。
Point 01
最大レバレッジが高い
XS.comでは、最大2,000倍という高いレバレッジを利用できます。
同時保有ロット数に応じて最大レバレッジが引き下げられる「ダイナミックレバレッジ」が導入されていますが、XS.comの場合、2ロットまでは2,000倍、2ロットから10ロットまでは1,000倍が利用できます。これ以降も徐々にレバレッジは引き下げられますが、小資金で取引する場合は、レバレッジの不足を感じることは少ないでしょう。
XS.comを利用すれば、口座の資金が少ない間は高いレバレッジを維持して資金効率を高めつつ、口座の資金が増えてくるとリスクを抑えた取引が可能です。ただし、取引する銘柄や口座タイプによって最大レバレッジやレバレッジ制限の仕様は異なるため、取引前に確認しておきましょう。
Point 02
スプレッドが狭い
XS.comではスプレッドが全体的に狭めに設定されています。特に、プロ口座、エリート口座のスプレッドは優れた水準となっています。
プロ口座は取引手数料がかからない口座タイプで、スプレッドはユーロドルで実測値平均0.8pips程度です。同様に手数料なしで取引できるスタンダード口座では平均1.2pipsであることを考えると、プロ口座のスプレッドは魅力的です。
エリート口座は、1ロットあたり片道3ドルの手数料が発生する口座タイプで、スプレッドはユーロドルで実測値平均0.9pips程度(手数料分含む)です。取引手数料を加味しても低い水準でしょう。
エリート口座は500ドル、プロ口座は1,000ドルと初回最低入金額が高めではあるものの、最低入金額の高さに相応しい取引環境といえるでしょう。
Point 03
スワップフリーで取引できる
XS.comでは、全ての口座タイプがスワップフリーに対応しています。対象銘柄やスワップフリーの適用期間には一定の制限はあるものの、最大5日間までスワップの影響を受けずにポジションの持ち越しが可能です。対象銘柄別のスワップフリー適用期間は以下の通りです。
対象銘柄 | スワップフリー期間 |
---|---|
メジャー通貨ペア | 5日間 |
ゴールド | 5日間 |
仮想通貨 | 2日間 |
また、他社のスワップフリー口座では、スプレッドが広めに設定されるなど、他の口座に比べてコストが高くなるケースがあります。しかし、XS.comでは既存の口座条件を維持しつつ、スワップフリーの恩恵を受けることができます。
なお、サポートに連絡すればスワップフリーを解除してもらうことも可能です。自身のトレードスタイルに合わせて最適な条件を選ぶことで、戦略の幅を広げることができるでしょう。
Point 04
幅広いニーズに対応
XS.comは、口座タイプや取引銘柄の多様性に優れた海外FX業者です。
口座タイプは、IBパートナーの顧客用口座を含め7種類あります。基本的な口座タイプであるスタンダード口座に加え、少額取引を可能にしたセント口座、低スプレッドに特化したプロ口座・エリート口座等があります。さらに、大きな資金を運用する人に向けのVIP口座まで用意されています。
また、取引できる銘柄数が豊富な点も特徴です。40種類を超える通貨ペアや8種類の貴金属、エネルギーや主要な仮想通貨まで取引可能です。中でも個別株は700種類近くが取引対象で、これは業界でもトップレベルの銘柄数です。
このように多様な選択肢が用意されている点から、XS.comは幅広いニーズに対応できる海外FXブローカーだといえます。
Point 05
安全性の向上に取り組んでいる
XS.comは安全性に力を入れている海外FX業者です。まず、グループ全体で3つの金融監督機関(セーシェルのFSA、オーストラリアのASIC、キプロスのCySEC)のライセンスを保有しており、各国の規制に従った運営がされると期待できます。
さらに、XS.comはロイズ・オブ・ロンドンの民事賠償責任保険プログラムに加入しています。この保険は、XS.comの口座を開設した顧客に対して無償で提供されます。 万が一、XS.comの過失や不正行為によって、顧客が金銭的な損失を被った場合、最高500万ドルまでの損害が補償されるとの内容です。
XS.comは日本でのサービス開始からまだ日が浅いですが、このように安全性に配慮している様子で、比較的安心感のある海外FX業者だといえるでしょう。
XS.comのデメリット
XS.com(エックスエス)には、以下のようなデメリットもあります。
Point 01
ボーナスの提供が少ない
XS.comでは、基本的に入金ボーナスや取引ボーナスといったボーナスの提供がありません。そのため、通常、取引の資金は100%自己資金で用意する必要があります。
XS.comはボーナスの提供がない代わりに、狭いスプレッドを提供するなど、取引環境の向上に注力している海外FX業者です。そのため、取引環境を重視する人や、十分な資金を持っている人にとっては、XS.comは選択肢の一つとなりやすいでしょう。
一方で、ボーナスを利用して入金額を抑えたい人や、取引環境よりもボーナスの有無を重視する人にとっては、ボーナスの提供がないことは大きなデメリットといえます。このような人は、ボーナスを提供している他のFX業者の利用を検討すべきでしょう。
Point 02
最低入金額が高い
XS.comでは、選択する口座タイプによっては初回最低入金額が高めになっており、入金のハードルが高いと感じるかもしれません。口座タイプごとの初回最低入金額は以下の通りです。
口座タイプ | 初回最低入金額(*1) |
---|---|
スタンダード | 制限なし |
セント | |
エリート | 500ドル |
プロ | 1,000ドル |
VIP | 10,000ドル |
(*1)入金方法による最低入金額は考慮していません。
スタンダード口座やセント口座には初回入金額の設定がなく、少額からでも取引を始めやすいでしょう。一方でエリート口座やプロ口座では、より低いコストで取引がしやすい反面、口座を有効化するためにある程度まとまった金額を初回に入金する必要があります。
VIP口座にもなると、初回に10,000ドル以上を入金する必要があります。VIP口座利用者には専属の担当者がつき、取引手数料やレバレッジを相談して決められるなどの優遇がありますが、利用するハードルは高いといえます。
以上より、取引に使用できる資金の額によっては、XS.comが利用しづらいブローカーだと感じる可能性があるでしょう。
Point 03
運営歴が短く情報が少ない
XS.comは、2023年に日本向けにサービス提供を開始した海外FXブローカーです。そのこともあり情報が少なく、利用を検討するための情報収集が難しいことが懸念されます。
日本で10年以上サービス提供を行ってきた、XMTrading(エックスエムトレーディング)やTradersTrust(トレーダーズトラスト)などの老舗ブローカーと比較すると運営歴は短いです。日本では新興ブローカーの部類であり、信頼性について不安を感じる人もいるかもしれません。
ただし、XS.comを運営するXSグループは2010年から存在しています。さらにグループ全体で金融ライセンスを3つ保有しており、これらは信頼できる要素といえます。これらの情報を踏まえて利用するかどうかを判断する必要があるでしょう。
XS.comはどんな人に合う?
XS.com(エックスエス)は、以下のような人と相性が良いでしょう。
またXS.comの中でどの口座を開設するか迷った場合、以下の基準で決めると良いでしょう。
口座選びに迷った人におすすめ!
スタンダード口座
XS.comの基本的な口座タイプで最低入金額は設定されていません。最大2,000倍のレバレッジが利用でき、取引手数料は発生しないため扱いやすいでしょう。口座選びに迷った人におすすめです。
セント建てで取引したい人におすすめ!
セント口座
スタンダード口座に比べて取引できる銘柄が少なく、最大レバレッジは1,000倍と低くなっています。口座残高がセント建てになり、取引サイズが通常口座の100分の1になるため、少額で取引したい人におすすめです。
より狭いスプレッドを求める人向け!
エリート口座
1ロットあたり片道$3(USD)の手数料が発生しますが平均0.1pipsのスプレッドで取引可能です。初回最低入金額が500ドルと高めですが、より狭いスプレッドを求める人におすすめな口座タイプです。
コストを抑えて取引したい人におすすめ!
プロ口座
取引手数料なしで平均0.7pipsの環境で取引が可能です。初回最低入金額が1,000ドルとなり、エリート口座よりも少し高めです。取引コストをさらに抑えて取引を行いたい人や、中上級者の人におすすめです。
大金を運用する上級者におすすめ!
VIP口座
初回最低入金額が10,000ドルと高額ですが、専属の担当者がつき、取引手数料やレバレッジなどを相談の上決定できます。また、平均スプレッドは0.1pipsと優秀です。大金を運用する上級者向けの口座です。
IBが用意した特典が欲しい人向け!
エクストラ口座
IBパートナーが、その顧客に使ってもらうことを想定した口座タイプです。顧客はEAなどの特典を受ける代わりに、スプレッドが広い環境で取引することになります。通常の用途で利用するメリットはないでしょう。
IBが用意した特典が欲しい人向け!
クラシック口座
エクストラ口座と同様に、IBパートナーから特典をもらえる可能性がある口座です。エクストラ口座よりはスプレッドが狭いですが、それでもスタンダード口座よりも広く、通常の用途で使うメリットはないでしょう。
口座選びに迷った人におすすめ!
スタンダード口座
XS.comの基本的な口座タイプで最低入金額は設定されていません。最大2,000倍のレバレッジが利用でき、取引手数料は発生しないため扱いやすいでしょう。口座選びに迷った人におすすめです。
セント建てで取引したい人におすすめ!
セント口座
スタンダード口座に比べて取引できる銘柄が少なく、最大レバレッジは1,000倍と低くなっています。口座残高がセント建てになり、取引サイズが通常口座の100分の1になるため、少額で取引したい人におすすめです。
より狭いスプレッドを求める人向け!
エリート口座
1ロットあたり片道$3(USD)の手数料が発生しますが平均0.1pipsのスプレッドで取引可能です。初回最低入金額が500ドルと高めですが、より狭いスプレッドを求める人におすすめな口座タイプです。
コストを抑えて取引したい人におすすめ!
プロ口座
取引手数料なしで平均0.7pipsの環境で取引が可能です。初回最低入金額が1,000ドルとなり、エリート口座よりも少し高めです。取引コストをさらに抑えて取引を行いたい人や、中上級者の人におすすめです。
大金を運用する上級者におすすめ!
VIP口座
初回最低入金額が10,000ドルと高額ですが、専属の担当者がつき、取引手数料やレバレッジなどを相談の上決定できます。また、平均スプレッドは0.1pipsと優秀です。大金を運用する上級者向けの口座です。
IBが用意した特典が欲しい人向け!
エクストラ口座
IBパートナーが、その顧客に使ってもらうことを想定した口座タイプです。顧客はEAなどの特典を受ける代わりに、スプレッドが広い環境で取引することになります。通常の用途で利用するメリットはないでしょう。
IBが用意した特典が欲しい人向け!
クラシック口座
エクストラ口座と同様に、IBパートナーから特典をもらえる可能性がある口座です。エクストラ口座よりはスプレッドが狭いですが、それでもスタンダード口座よりも広く、通常の用途で使うメリットはないでしょう。
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