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バックテスト

読み方 ばっくてすと
同義語 過去検証

バックテストとは、自動売買プログラムや裁量トレード手法の売買戦略を過去の値動きに当てはめてみて、どのような成績になるのかを検証する作業のことです。

バックテストを行う方法は、過去のチャートをたどって手動で行う方法や、バックテストに特化したツールを使う方法などいくつかあります。自動売買のバックテストには、MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)のバックテスト機能であるストラテジーテスターがよく利用されます。

ストラテジーテスターによるバックテスト ストラテジーテスターによるバックテスト

ストラテジーテスター機能では、MT4/MT5内に保存された過去の値動きのデータを基に、自動売買プログラムであるエキスパートアドバイザ(EA)を「もし過去のある期間に稼働させていたらどうなっていたか」という結果を計算します。口座残高の増減だけでなく、勝率、損益率、最大連敗数、最大ドローダウンなどさまざまな成績を知ることができ、EAの運用計画に役立てることができます。

point バックテストとフォワードテストの違い

バックテストの反対語は、過去ではなく未来の値動きで検証するフォワードテストです。過去のデータを用いるバックテストは、長期にわたって検証が行うことができるというメリットがあります。一方、ある銘柄の過去の値動きは事前に分かっているため、特に自動売買プログラムでは、過去の値動きに基づいて良い成績を上げられるように売買戦略を調整した過剰最適化が問題になることがあります。この過剰最適化を避けるために未来の値動きで検証を行うフォワードテストも重視されます。


Date

作成日

2021.02.17

Update

最終更新

2024.03.06

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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