作成日
:2026.09.30
2026.10.02 05:02
海外FXの入出金規制が厳しさを増すなか、代替手段としての仮想通貨(暗号資産)入金に注目が集まっています。しかし、SNS上では「bitbank(ビットバンク)からExness(エクスネス)に直接送金しても大丈夫なのか」「どの海外取引所を挟むべきか」といった疑問や噂が飛び交っており、安全な送金ルートを見極められずにいるトレーダーも少なくないでしょう。
特にExnessは、他社への入金で定番となっているXRP(リップル)に対応しておらず、また仮想通貨ウォレットという機能も備えているため、最適な銘柄や送金ルート選びが重要になります。
そこで今回、Myforex編集部ではExnessの実環境において送金テストを実施し、2026年9月時点において、総合的に使いやすい入金ルートを検証しました。
2026年9月現在、Exness(エクスネス)への仮想通貨(暗号資産)入金を検討しているトレーダーの方におすすめだといえるのは、海外の仮想通貨取引所を経由するルートです。
具体的な手順としては、まず国内仮想通貨取引所へ日本円を入金して送金用の仮想通貨を購入します。そして、購入した仮想通貨を海外仮想通貨取引所に送付し、さらに海外取引所からExnessへ入金します。
出金時も同様に、「Exnessから海外取引所へ送金し、海外取引所で国内送金用の銘柄に交換後、国内取引所を経由して銀行口座へ日本円を振り込む」という逆の手順を取ります。
また、後ほど解説しますが、Exnessへの入金についてはUSDT(テザー)やUSDCといったステーブルコインを使うのがおすすめです。なお、ステーブルコインについては国内取引所での取り扱い状況が充実していないため、海外取引所でステーブルコインへ交換するという手順も挟みます。
上記のルートを選択するにあたって、知っておきたい以下2点についてまずは解説していきます。
海外FXへの仮想通貨入金において、中継地点となる「国内取引所」と「海外取引所」はどこを選べばよいのか、迷う方も多いでしょう。その際に判断基準となるのが、国内取引所が公表している「送付可能先リスト」です。
送付可能先リストに掲載されている海外取引所は、国内取引所が「送金可能な宛先」として認めている、いわば一定のお墨付きを与えているともいえます。送金拒否などのトラブルを避けるためにも、「リストを公開している国内取引所」と「そのリストに含まれている海外取引所」という組み合わせを選ぶのが安全です。
以下は、主要な国内取引所ごとに、送金先リストに記載されている海外取引所をまとめた表です(2026年8月現在)。
| 国内取引所 | 主要海外取引所(*1) |
|---|---|
| Coincheck(*2) | MEXC |
| bitbank(*3) | Bitget MEXC KuCoin |
| bitFlyer(*4) | Bitget MEXC KuCoin |
| GMOコイン(*5) | 記載なし |
| SBI VCトレード(*6) | 記載なし |
| BITPOINT(*7) | 記載なし |
| Binance Japan(*8) | Bitget MEXC KuCoin BingX Zoomex |
| OKJ(*9) | Bitget MEXC KuCoin |
(*1)日本ユーザーが利用できる主要な海外取引所を記載
(*2)ログイン後に確認できる送金先登録時の「サービス名」リストを参照
(*3) 参照:暗号資産の直接送付が可能な暗号資産交換業者等(VASP)
(*4) 参照:暗号資産送付先リストはどこで確認できますか?
(*5) 参照:トラベルルールについて
(*6)ログイン後に確認できる出庫先リストを参照
(*7)ログイン後に確認できる出金先リストを参照
(*8)ログイン後に確認できる出金先リストを参照
(*9) 参照:入庫・出庫が可能な取引所はどこですか
表の通り、どの海外取引所への送金に対応しているかは国内取引所ごとに異なります。そのため、国内・海外のどちらか一方だけで決めるのではなく、「リストを開示している国内取引所」と「そのリストに載っている海外取引所」の組み合わせで判断することが、リスク回避の意味で有効だと考えられます。
例えば、海外取引所のMEXC(メクシー)に送金する場合、Coincheck(コインチェック)やbitbank(ビットバンク)、bitFlyer(ビットフライヤー)、Binance Japan(バイナンスジャパン)、OKJ(オーケージェー)のように、MEXCを送金先リストに含んでいる国内取引所から送金するのが無難な選択肢となるでしょう。
一部の国内取引所が特定の海外FX業者を仮想通貨の送付可能先リストに掲載していることを受け、国内取引所から「直接送付」を行うルートを再評価する動きも見られます。
ただし、リストに掲載されているからといって必ずしも送金の安全性が保証されるわけではありません。当面は最新の情報に注意を払い、どのルートを利用する場合でも、まずは少額のテスト送金から始めることをおすすめします。
Exnessへの送金ルートとして、海外取引所ではなくメタマスクやトラストウォレットなどの個人ウォレットを経由するルートを選ぶこともできます。
送金する銘柄によっては、海外取引所を経由するよりもコストや手間を抑えられることもあります。しかし最近では、「ウォレット経由で入出金をしたら国内取引所が凍結された」という声もSNS上では見られます。
個人ウォレット経由の入出金が口座凍結の直接的な原因になっているかどうかは不明ですが、本記事ではあくまで現状無難な選択肢として、個人ウォレットではなく海外取引所を経由する送金を取り上げています。
仮想通貨(暗号資産)入金でかかる時間や手数料、手間について、Exness(エクスネス)が対応している他の入金方法と比較してみました。
今回、仮想通貨入金と比較するルートは、国内銀行からExnessが指定する受取先口座に直接入金する「国内銀行送金」です。
それぞれの入金方法について、どの手続きでどれくらいの時間がかかるのか、内訳を見てみましょう。
| 手続き | 所要時間の目安 |
|---|---|
| 国内取引所への入金 | 即時〜翌営業日(*1) |
| 国内取引所で仮想通貨を購入 | 数分 |
| 国内取引所で出金手続き | 数分〜数十分(*2) |
| 海外取引所に着金 | 数分(*3) |
| Exnessで入金手続き | 約2分(*4) |
| 海外取引所で出金手続き | 約2分(*4) |
| Exnessに着金 | 約1分(*3)(*4) |
| 国内取引所への入金 |
| 即時〜翌営業日(*1) |
| 国内取引所で仮想通貨を購入 |
| 数分 |
| 国内取引所で出金手続き |
| 数分〜数十分(*2) |
| 海外取引所に着金 |
| 数分(*3) |
| Exnessで入金手続き |
| 約2分(*4) |
| 海外取引所で出金手続き |
| 約2分(*4) |
| Exnessに着金 |
| 約1分(*3)(*4) |
(*1)利用する銀行や入金方法による。
(*2)利用する国内取引所の審査時間によってはさらに時間がかかるケースもある。
(*3)利用する仮想通貨やブロックチェーンの混雑具合による。
(*4)Myforex編集部による実測値。
| 手続き | 所要時間の目安 |
|---|---|
| Exnessで入金手続き | 約2分 |
| 国内銀行で出金手続き | 数分 |
| Exnessに着金 | 当日〜2営業日 |
| Exnessで入金手続き |
| 約2分 |
| 国内銀行で出金手続き |
| 数分 |
| Exnessに着金 |
| 当日〜2営業日 |
仮想通貨入金は必要な手続きの数こそ多いものの、国内取引所への入金にクイック入金などの即時反映できる方法を活用すれば、待ち時間が翌日になるようなプロセスはないため、スムーズに送金が可能です。さらに、すでに海外取引所などで仮想通貨を保有している状態なら、Exnessでの入金手続きからとなるので、数分で入金が完了します。
また、国内取引所への入金さえ完了していれば国内銀行送金のように営業日に左右されず、24時間365日使えるのも魅力です。
それぞれの入金方法について、どの手続きでどれくらいの手数料がかかるのかについても内訳をまとめました。
なお、以下はExnessへ1万円を入金することを前提に、2026年9月2日時点の手数料を目安にまとめています。
| 手続き | 手数料の目安 |
|---|---|
| 国内取引所への入金 | 無料〜数百円(*1) |
| 国内取引所で仮想通貨購入 | -3円〜15円(*2) |
| 海外取引所への送金 | 無料〜数十円(*3) |
| 海外取引所で銘柄交換 | 0円〜10円(*4) |
| Exnessへの送金 | 数十円(*3) |
| 国内取引所への入金 |
| 無料〜数百円(*1) |
| 国内取引所で仮想通貨購入 |
| -3円〜15円(*2) |
| 海外取引所への送金 |
| 無料〜数十円(*3) |
| 海外取引所で銘柄交換 |
| 0円〜10円(*4) |
| Exnessへの送金 |
| 数十円(*3) |
(*1)利用する銀行や入金方法による。
(*2)大手国内取引所の取引手数料。メイカー手数料を受け取れる場合もある。
(*3)利用する取引所による。
(*4)大手海外取引所の取引手数料。銘柄によって手数料が異なるケースもある。
| 手続き | 手数料の目安 |
|---|---|
| Exnessへの振込 | 無料〜数百円(*1) |
| Exnessに着金 | 無料 |
| Exnessへの振込 |
| 無料〜数百円(*1) |
| Exnessに着金 |
| 無料 |
(*1)手数料はご利用の銀行による。
仮想通貨入金にかかる手数料は合計で無料〜数百円程度となっており、国内銀行送金とほぼ変わらない水準です。
また、取れる選択肢の幅が広い仮想通貨入金では、各種手数料が無料の国内取引所を活用したり、送金コストの安い銘柄やルートを選んだりすることによって、手数料をさらに抑えることも可能です。
Exnessへの仮想通貨の最低入金額は10ドル(2026年9月3日時点で約1,600円)です。国内銀行送金が200ドルからとなっている点と比べるとハードルが低く、少額を入金したい場合でも十分に活用できるでしょう。また、最大入金額も20万ドルとなっており、高額を一度に入金したいトレーダーにもおすすめできます。
仮想通貨入金では、国内取引所と海外取引所の2つを経由する必要があります。そのため、国内銀行送金に比べて手間はかかります。また、税金の計算が複雑になるなど、送金以外の面で手間がかかる要素もあります。
一方、国内銀行送金は比較的手間がかからない反面、銀行口座の凍結リスクが付きまといます。
仮想通貨入金
経由先が多く、手順に慣れが必要。しかし、適切なルートを選べば凍結リスクは低い。
国内銀行送金
銀行から振り込むだけなので手続きが簡単。口座凍結リスクはやや高い。
仮想通貨入金のメリット
仮想通貨入金はやや手間はかかるが、口座凍結リスクは比較的低い。
従来は主要な送金ルートだった国内銀行送金ですが、海外FX業者への送金をきっかけに、マネーロンダリング対策等の観点から口座が凍結された事例も報告されています。利便性の反面、こうしたリスクが伴う点には注意が必要です。
一方、仮想通貨を用いた送金ルートは、直接送付可能な業者を公表しているbitbankなどを利用すれば、銀行送金よりもリスクを低く抑えられるでしょう。最初は戸惑うかもしれませんが手順自体はシンプルで、一度慣れてしまえば簡単に利用できます。
2026年6月1日に改正資金決済法が施行され、国内銀行送金やbitwalletのようにクロスボーダー収納代行を経由する入金方法の利用を見直す必要が出てきています。経過措置として6ヶ月間の猶予期間が設けられているため、改正法が施行された6月1日から一斉にクロスボーダー収納代行が利用できなくなるわけではありませんが、仮想通貨送金を使うのが無難な選択肢となりそうです。
Exness(エクスネス)では、2026年9月現在で以下の6銘柄(ネットワーク別では9種類)の仮想通貨(暗号資産)入金に対応しています。
他の海外FX業者への入金で定番のXRP(リップル)は非対応ですが、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの主要銘柄での入金は可能です。
送金に用いる銘柄によって大きな差がつくのが「送金手数料」と「為替・換金コスト」の2点です。これらを考慮すると、Exnessへの入金にはUSDT(テザー)やUSDCといったステーブルコインを利用するのがおすすめです。
それぞれの観点から、ステーブルコインを選ぶメリットを詳しく解説していきます。
1つ目のメリットは、送金コストの安さです。海外取引所からExnessへ送金する際の手数料は、選択する銘柄やブロックチェーンのネットワークによって大きく異なります。
以下は、2026年9月3日時点において国内取引所からの送付可能先リストで指定されているBitget(ビットゲット)、MEXC(メクシー)、KuCoin(クーコイン)について、送金手数料の目安を算出したものです。Exnessが入金に対応している銘柄を対象とし、上記3社の送金手数料の平均をまとめています。
| 銘柄 | 送金手数料(*1) |
|---|---|
| BTC | 572円 |
| ETH | 218円 |
| BNB | 42円 |
| TRX | 53円 |
| USDT(ERC20) | 336円 |
| USDT(BEP20) | 61円 |
| USDT(TRC20) | 184円 |
| USDC(ERC20) | 341円 |
| USDC(BEP20) | 0円(*2) |
(*1)ネットワーク手数料や仮想通貨の値動きによって変動します。
(*2)KuCoinでは取り扱いなし。
上記の表から、USDT(BEP20)やUSDC(BEP20)を使うことで、海外取引所からの送金手数料を抑えられることが分かります。BNB(バイナンスコイン)やTRX(トロン)も手数料自体は安いものの、他社ブローカーへの入金には利用できないこともあるため、汎用性の面でステーブルコインが優位だと言えるでしょう。
海外取引所でUSDT等へ交換する際の取引手数料は最大0.1%程度(1万円の交換で約10円)です。このコストを加算してもBTCやETHを直接送るより安くなりやすく、着金までの時間も約1〜2分と非常にスピーディーなため、やはりステーブルコインに軍配が上がります。
2つ目のメリットは、着金時に発生する為替リスクや換金コストを抑えられる点です。
BTCやETHなどの一般的な仮想通貨は常に価格が変動しているため、送金手続き中にも価格変動リスクが生じます。また、法定通貨建ての口座に着金する際、取引所のスプレッドによって資金が目減りしてしまうケースもあります。
一方、米ドルと価格が連動(1USDT=1ドル)しているステーブルコインを「米ドル建て口座」へ送金すれば、送金した金額がそのまま証拠金として反映されます。不透明な為替手数料や換算スプレッドを気にすることなく、無駄のない資金移動が可能です。
海外取引所ではクレジットカードなどを使って日本円で直接USDTを購入することもできますが、場合によっては10%程度の割高な手数料が上乗せされることもあります。余計なコストを払わないためにも、USDTは直接購入せず、「国内取引所でXRPなどを購入し、海外取引所でUSDTに交換する」という手順を踏むのがお得です。
入金手続きを行う
着金
出金手続きを行う
入金手続きを行う
出金手続きを行う
着金
なお、今回は経由する海外取引所のMEXCにUSDTをあらかじめ保有している状態からの入金手順です。国内取引所からMEXCへ仮想通貨(暗号資産)を送金する方法を知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
Exnessのマイページにログインします。
また、入金手続きをスムーズに進めるために、MEXCにもあらかじめログインしておきましょう。
Exnessにログインし、画面左側の「支払い&ウォレット」メニューから「入金」(①)を選択すると、入金画面が表示されます。
仮想通貨も含めた「すべての決済方法」が表示されていますが、今回は「Tether(USDT BEP20)」(②)を選択します。
「決済方法」(①)は、Tether(USDT BEP20)を選択します。次に「入金先口座」(②)は、「取引口座(以下の画像ではMT5)」と「仮想通貨ウォレット」のどちらを選んでも違いはなく、いずれの場合も仮想通貨ウォレットに着金します。今回はMT5を選択しました。
上記の2点が入力できたら、「続ける」(③)をクリックします。
以下の画面が表示されたら、Exness上での入金準備は完了です。表示されている「USDT BEP20 口座アドレス」は後ほどコピーして使うため、この画面を開いたままMEXCに移動します。
次に、MEXC上でUSDTの出金手続きを進めます。ログイン後の画面右上にある「ウォレット」(①)にカーソルを当て、「出金」(②)をクリックします。
出金ページに移動するので、入力フォームに沿って入力します。
「暗号資産を選択」(①)はUSDTを、「アドレス」(②)は手順4で確認した「USDT BEP20 口座アドレス」をコピー&ペーストで入力します。「ネットワーク」(③)はBSC BNB Smart Chain(BEP20)を選択しましょう。
次に、手数料を含めた送金額を入力します。今回は20USDTにMEXCの手数料0.01USDTを加算した20.01USDTを「金額」(④)に入力します。
最後に、入力後に表示される着金数量(⑤)が希望する入金額と一致するかどうかも確認しておきましょう。入力が完了したら「送信」(⑥)をクリックします。
確認画面が表示されます。内容を確認して問題がなければ、「送信」をクリックします。
セキュリティ認証の画面が表示されるので、登録済みのメールアドレスに届いたコード(①)、およびGoogleの2段階認証コード(②)を入力し、「送信」(③)をクリックします。
以下の画面が表示されたら、出金処理は完了です。
出金画面に戻ると、出金処理の状況を確認できます。今回は出金手続き完了後、約1分でステータスが「出金成功」になりました。
Exnessのトップ画面に戻り、メニューから「取引履歴」(①)をクリックすると、送金した20USDT(②)が着金していることが確認できます。これでExnessへの入金手続きは完了です。
また、入金処理完了の旨のメールも同時に届くので、こちらも確認しておきましょう。
実際にExness(エクスネス)へ仮想通貨(暗号資産)を入金してみた感想は、以下の通りです。
Exnessの入金手続きは非常にシンプルで、画面の指示に従って操作を進めるだけで手続きを完了できました。今回、実際の手続きに要した時間や所感は以下の通りです。
手続きに要した時間は、およそ2分でした。入金用アドレスや対応ネットワークなどの必要な情報が整理されて表示されるため、非常に分かりやすいという印象を受けました。
MEXC(メクシー)での出金手続きも、およそ2分ほどで完了しました。基本的にはExness側で表示されたアドレスなどの情報をコピー&ペーストする作業が中心で、スムーズに進めることができました。
MEXCでの出金手続き完了から、わずか1分ほどでExnessへの着金が確認できました。このスピード感は、利便性を重視するトレーダーにとって大きな強みといえるでしょう。
仮想通貨の扱いに不慣れな方は、最初は少し手間に感じるかもしれませんが、一度おおまかな流れを覚えてしまえば、他の業者でも問題なく仮想通貨入金を進められると感じました。
実際に試してみて少し戸惑ったのが、Exness独自の「仮想通貨ウォレット」の仕様です。
今回の検証では、入金手続きの画面で入金先として「取引口座(MT5)」を指定していました。しかし、着金画面を確認してみると、資金はMT5口座ではなく自動的に「仮想通貨ウォレット」に反映されていました。
このあと、実際にトレードを始めるにはマイページ内で仮想通貨ウォレットからMT5口座へ手動で資金移動(振替)を行う必要があります。振替の手続き自体は難しくないものの、「入金したら直接MT5に反映されてすぐトレードできる」と考えていたため、この仕様には面食らってしまいました。
他社から乗り換えて初めてExnessで仮想通貨入金を行う場合は「仮想通貨ウォレットに着金してから、取引口座へ振替える」という流れをあらかじめ把握しておくとスムーズでしょう。
仮想通貨ウォレットから取引口座へ資金を移動する際、初回入金に限り、スタンダード口座は150ドル相当以上、プロ口座は2,000ドル相当の最低金額が設定されています。ただし、これは「その口座へ一度も入金したことがない場合」のみです。過去に銀行送金などで入金実績があれば、仮想通貨入金が初めてでも2回目以降とみなされ、少額から振替可能です。新規口座で最初の入金から仮想通貨を利用する場合のみ、この最低金額に注意しましょう。
本記事では海外取引所経由のルートをおすすめしていますが、Exnessの入金画面や提供機能を見ていると、「この方法ならもっと便利に入金できるのではないか」「この機能を送金に使えないか」と気になった方もいるかもしれません。しかし、Myforex編集部がExness(エクスネス)の公式サポート等に確認したところ、いずれもシステム制限や規約上のリスクがあり、実用的な選択肢とは言えないことが分かりました。
ここでは、Exnessで検討されがちな代替入金手段や、Exnessの独自機能である「仮想通貨ウォレット」を活用する際の注意点について解説します。
画像引用:Binance
Exnessの入金メニューには「Binance Pay」が用意されています。この機能を用いて、国内取引所のBinance Japan(バイナンスジャパン)からExnessに直接送金することで、海外取引所を経由する手間を省けるのではないかと考える方もいるでしょう。
しかし、Exnessの公式サポートに確認したところ、日本国内の規制強化に伴い手続きや取り扱いが非常に複雑化しているとの回答が得られました。また、システムトラブル等の影響を防ぐためにも「Binance Japanからの送金は控えてほしい」との案内もありました。
この状況を踏まえると、Binance Payを用いてExnessへ直接入金するルートについては、利用を控えたほうがよいかもしれません。
画像引用:JPYC
日本円ステーブルコインであるJPYCを発行し、メタマスクなどの個人ウォレットでUSDT等に交換(スワップ)した上でExnessへ送金するルートも話題になることがあります。
しかし、発行元のJPYC社は二次流通での利用は自己責任の範囲としています。同社代表の岡部氏も、JPYCをUSDTなど他資産へ交換する二次流通以降は同社の管轄外であると明言しています。また利用規約上、マネーロンダリング対策等により運営の判断でアカウント制限などが行われる可能性があり、その際の損害は補償対象外になるとも記載されています。
海外FXとの入出金にJPYCを利用する際は、こういったリスクを把握した上で自己判断で行う必要があるでしょう。
Exnessの仮想通貨ウォレットは、仮想通貨(暗号資産)をそのままの状態で保管・出金できます。そこで、「海外取引所の代わりにExnessを送金ハブとして利用し、Exnessから他の海外FX業者へ直接資金を移動させれば便利なのでは?」というアイデアもSNS等では見られます。
これについてもExnessの公式サポートに確認したところ、「本人名義のウォレット宛ての送金であれば、規約上は明確に禁止しているわけではない」との回答でした。しかし同時に「システムによって制限がかかるリスクはあるため、利用は推奨しない」との回答もありました。
また、受取側となる他のFX業者においても、送金元の確認等で着金が保留される可能性があるため、Exnessの仮想通貨ウォレットを他社間送金のハブとして利用するのは、現時点では避けたほうが無難だといえるでしょう。
仮想通貨(暗号資産)入金は、一度手順に慣れてしまえばスピーディーかつ低コストで資金を移動できる非常に便利な手段です。国内銀行送金に対する規制が強化される中、Exness(エクスネス)を利用するトレーダーにとっても、安全に資金を移動させるための有力な選択肢といえるでしょう。
ただし、本記事で紹介した送金ルートや検証結果は、あくまで2026年9月時点のものです。仮想通貨を取り巻く各国の法規制や各取引所の送金ルールは日々変化しているため、常に最新の情報を確認し、状況に合わせて送金経路をアップデートしていく姿勢が求められます。
また、どれほど手続きに慣れてきたとしても、送金作業には細心の注意が必要です。仮想通貨の送金では、入金アドレスの入力ミスやネットワークの選択ミスが発生した場合、銀行振込のような「組み戻し」による救済措置はありません。間違えて送付した資金は、完全に取り戻せなくなってしまう恐れがあります。
大切な資産を確実に守るためにも、新しいルートや銘柄を試す際は、いきなりまとまった金額を送金するのではなく、まずは少額でのテスト送金を行い、確実に反映されることを確認してから本番の入金に進みましょう。
なお、本記事で例に挙げたMEXC(メクシー)やBitget(ビットゲット)、KuCoin(クーコイン)といった取引所は、あくまで検証時に利用した一例であり、特定のサービスの利用を推奨するものではありません。ご自身の判断に基づき、最適な取引所を選択してください。
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作成日
:2026.09.30
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最終更新
:2026.10.02
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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