作成日
:2024.11.29
2024.11.29 19:06
本日のNY為替市場のドル円は、米国が感謝祭翌日のブラックフライデーで短縮取引となる中、トランプ次期米大統領によるSNSなどでの突発的な発言やウクライナ、中東情勢に関するヘッドラインに警戒していく展開となる。
本日発表された東京都区部の11月消費者物価指数(CPI)を受けて、12月18-19日の日銀金融政策決定会合での0.25%の追加利上げ確率が60%台に上昇したことで、ドル円は150円を割り込んだ。
ドル円のテクニカル分析では、長期的な攻防の分岐点である200日移動平均線152.00円を下回っており、一目均衡表でも「均衡表の逆転」「遅行スパンの逆転」となり、雲の上限である149.22円をうかがう展開となっていることで、閑散取引の中での下値リスクに警戒しておきたい。
11月19日時点のIMM通貨先物の非商業(投機)部門取組の円のポジションは46868枚の売り持ちだったが、当時は200日移動平均線の上で推移していた。円ショートポジションは、その後の円高トレンドで解消されつつあると思われるが、さらなる手仕舞いの可能性にも警戒しておきたい。
12月17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%の利下げ確率は、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)グループがFF金利先物の動向に基づき算出する「フェドウオッチ」では66%程度となっている。
今後、11月の米雇用統計(12/6発表)や消費者物価指数(12/11発表)の数字を確認して、利下げなのか、それとも据え置かれるのかを見極めていくことになる。
また、今後のリスクシナリオとして、ベッセント次期米財務長官やトランプ次期米大統領によるドル安牽制発言の可能性を警戒しておきたい。
トランプ次期米大統領は、今年4月に、ドル円が34年ぶりの高値を更新して154円台に乗せた際に、「アメリカの製造業にとって大惨事」と述べており、同様の発言の可能性には警戒しておきたい。
さらに、ウクライナ戦争や中東での紛争を巡る関連ヘッドラインには引き続き警戒しておきたい。
・想定レンジ上限
ドル円の上値目処(めど)は、152.00円(200日移動平均線)
・想定レンジ下限
ドル円の下値目処(めど)は、149.22円(日足一目均衡表・雲の上限)
DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2024.11.29
作成日
:2024.11.29
最終更新
:2024.11.29
株や為替を中心とした情報サービス提供企業であり、多くのFX会社にニュースを配信している。
為替分野では、各市場の概況からアナリストの独自分析まで幅広い記事を取り扱う。
ディーラー業務経験者など、経験豊富な専門家を揃えている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Titan FXがサイバーマンデーキャンペーンを開催!取引でキャッシュバックが付与
2024.11.29 20:00
コインチェックからBybitに送金してみた!送金手数料や反映時間についても解説
2024.11.29 19:00
bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説
2024.11.28 19:00
FXDDユーザーの個人情報がGMZ Globalへ流出?詐欺の可能性も
2024.11.27 20:00
MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう
2024.11.27 19:30
XS.comで一時MT5向けレート配信が停止、損失は補償予定
2024.11.27 19:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー